音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

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ギター講師:大石善也

コードフォーム。押さえる指を替えて苦手コードを克服

2023/07/28

こんにちは、ギター講師の大石善也です。今回はコードフォームについてのブログです。
今回はコードフォームについてのブログです。

まずは以下のDコードフォームをご覧ください。

Dコードフォームといえば、①の押さえ方で説明しているものが多いと思います。では、②と③の押さえ方は不正解かというと、決して不正解ではなく、時には最適なコードフォームになります。例えば、以下のようなコードチェンジでアルペジオ等の音価を目一杯伸ばしたい場合、このような押さえ方が考えられます。

他、こちらの押さえ方ではトップノートにラを置いたコードにも展開できます。

以上のことから、前後のコードに対して様々な押さえ方のバリエーションが存在することが分かりました。

少し説明が長くなりましたが、何をお伝えしたいかと申しますと、コードブックや教則本のイラストや写真と同じ指で弾けなくても、他の指を使うことで対処法はいくつもある、ということをお伝えしたかったのです。

上記を試行錯誤して苦手なコードを克服なさった生徒様、多数いらっしゃいます。また、面白いことに、風変わりなコードフォームで弾けたことにより、その後一般的な押さえ方も弾けるようになることがほとんどです。強引に弾けるようになるまで同じ指でやっていると、益々必要のない力みが入り、結果、効果的な練習にならず、クリアから遠ざかってしまうことも考えられます。

今回は分かりやすくDコードフォームの派生を例に書きましたが、AやG等、数多くのコードも対象となります。
是非、一つの押さえ方に縛られずに苦手コードをどんどん克服しましょう!