音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

Column

コラム

ベース講師:角高明

ベースの弦交換

2022/07/28

ベース講師のスミです。今回は弦交換についてです(一般的なフェンダータイプ)。

私が使う道具はこちら

まず弦を弛めます。ペグを沢山回すのでストリングワインダーを使うと楽です。

途中まで弛めれば外せます。

この場合最後のブリッジでひっかかるのでボディに傷が付かないか心配な場合は最初にペグから外した段階で丸まっている所をペンチで切ってしまいましょう。

全部外したらブリッジの下やピックアップなど普段拭きにくい所をクロスで掃除します。

指板にはオイルを(12フレットまで塗ってあります、ほんのり色味が変わります)

いよいよ弦を巻いていきます。
長い分は最初に切ります。私はペグ2〜2.5個先の長さで切っています。
これはペグを巻き付ける部分の径で変わってくるのであくまで目安で、巻き数も絶対的な正解は無いのであまり神経質にならなくて良いです。私は4・5弦2周、その他は3周位巻いています。

回す所が正面向かって左側に来る方は「の」の字向きに、右側の方は反対向きに巻いていきます。
この時にペグの根元方向に巻いていきます。

ある程度巻いたら弦をブリッジ方向に引っ張りながら一旦弛めて弦のポールエンドをブリッジから離します。巻いた時にねじれていた場合はポールエンドがくるくる回ってねじれが解消されます。終わったら再度巻いていきチューニングしたら終了です。

チューナーは同じ音程なら本来よりオクターブ上でも同じ表示になってしまうので、なかなか合わないとオクターブ上まで巻いてしまって弦を切ってしまうなんて事があるので最初のうちは一気に外さず1本ずつ交換して他の弦と張りのバランスがおかしくないか見ながら慌てずにやるのが良いと思います。

次回はチューニング+αについて書きます。
それでは。