音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

Column

コラム

スクール長:四月朔日義昭

Fの押さえ方とコツ【誰でも出来る超簡単な方法】

2021/03/24

「私はこれでギターをやめました」という禁煙パイポ(昭和)CMを思い出してしまうくらい、このコードで挫折している人が多い「コードF」です。

これは昔の教則本や歌本で、セーハするFのコードフォームしか紹介していなかったため、皆、セーハが出来ずに辞めていった人が多かったのです。そもそもローフレットは弦のテンションがキツくフレット間隔も広いので、このポジションでセーハコードの練習をいきなりするのに無理があるのです。また、弦高調整されていないギターを知らずに購入してしまい、余計に押さえられないという現象をよくレッスンで見てきました。(もちろんメンテナンスショップを紹介しました)
 

●全部押さえなくても良い
コードというのは日本語で和音という意味です。そして、2つ以上の音が一緒に鳴る状態をさします。
ピアノでコードFを鳴らすときは「ファ・ラ・ド」の3つです。昔からよくあるコード本には1~6弦全ての音を出すように書いてありましたね。

これが実はある意味間違いで、この中のうち3つの音が出れば、コードFといえます。つまり音楽理論的にコードFになれば良いのです。そして、鳴らす順番などは(展開系)ファ・ラ・ドの順番でなくてもOKです。

●セーハなんかしなくて良い!簡単Fコードその1

この押さえ方をまずおススメします。コードCからのチェンジがとても楽で便利です。6弦の音は親指を指板側に回しこんで、弦を巻き込むように
押さえるか、もしくは6弦の音が出ないようにしましょう。

【6弦の音が出なくてもOK!】

1弦の音も出ないように人差し指の腹で1弦に軽く触れましょう。

●セーハなんかしなくて良い!簡単Fコードその2

その1が出来ない方は、上記どちらかの押さえ方にトライしましょう。

こちらの動画をご覧ください。

セーハで押さえるFコードとここで紹介しているFコードの違いが分かりますか?
Fmのコツも紹介していますので、ぜひトライしてみてくださいね。