音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

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ギター講師:大石善也

意外と盲点【カポタストの”正しい”装着方法】

2023/10/20

こんにちは、ギター講師の大石善也です。
今回はカポタストの”正しい”装着方法についてのお話です。
私の使用しているカポタストが二つありますので、その二つを例に説明させていただくのですが、まず最初に、どのようなカポタストでもフレットに近いポジション+フレットと平行に装着することが前提となります。

一つ目はKyser(カイザー)という、片手で簡単に装着ができるカポタストです。

良い例

悪い例

良い例ではネックの下(1弦側)から出ていないところがポイントです。
悪い例のようにカポが飛び出していると、Am等のコードを押さえた際、人差し指が当たってカポタストが動いてしまいチューニングが狂ってしまう上に、とても邪魔です。
また、ネックの上(6弦側)をドン付けしている方も多く、6弦がしっかり挟み込まれていなかったり、悪い例のように弦が下方向にテンションがかかった状態で挟み込まれてしまい、チューニングが狂ってしまいます。

二つ目はSHUBB(シャブ)という、弦を押さえる力を調整できるネジ式のカポタストです。

上から挟んだ場合

下から挟んだ場合

このようなネジ式はどちらの方向から装着しても良いものも多く、挟む幅もネックからあまり飛び出しません。(下から挟むと邪魔になるものもあります。)
ネジの締めすぎに注意することを忘れないようにしましょう。
楽器ごとにネックの形状が違いますので、ご自身の楽器でチューニングが安定する方向から装着することをお勧めいたします。

今回は意外と雑に扱い、盲点となっているカポタストの付け方についてのお話でした。
次回もどうぞお楽しみに!