音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

Column

コラム

ギター講師:大石善也

覚えておきたい!ボリュームノブのコントロール技

2021/10/07

こんにちは、ギター講師の大石善也です。
11月には初のオンライン発表会がありますので、その為に役立つ技術をご紹介いたします。もちろん、通常の練習でも大いに役立ちます。

今回はボリュームノブの使い方です。

多くの皆様はボリュームを目一杯、いわゆるフルテンでギターを弾いていらっしゃると思いますが、実はこれ、かなり弾きづらいのです…。
クリーントーンやクランチ程度では問題ないのですが、Over DriveやDistortionをある程度かけた場合、通常のギター回路ではほんの少しオーバー気味になり、アタックの強すぎるサウンドになります。コンプレッサーがかかりきってしまい、弱く弾いても常にMAXパワーで弾いている状態ですね。

では、どうすれば良いか?

ネットで検索したらいくつか出てくるかと思いますが、Fenderのストラトに付いているノブの目安で言うと、まずは7.5〜8メモリ位を目安にすると良いでしょう。(ボリュームノブのカーブにより個体差があります。)
一旦ノブを回しきったところ、10メモリの辺りに7.5〜8メモリを合わせる形となります。

この場合、ギターの出力自体に余裕ができ、ボリュームを上げればドライブが追加されますから、ソロの時にとても役立ちます。相当打ち合わせをしていなければ、著名なアーティストでもライブの大小を問わず、自分でコントロールしていることがほとんどです。

以下の動画、7.5、8メモリ辺りからはじめ、10メモリ(フルテン)、6メモリと弾いてみました。

いかがでしょうか?

ご自身に合ったメモリで音色を作り、ソロ〜クランチ〜バッキング〜クリーンと、自在に操れればパーフェクトです。
今回はボリュームノブの効果的な使い方を記事にいたしました。是非お試し下さい。