音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

Blog

講師ブログ

ギター講師:大石善也

一年振りの振替ソロライブ!曲及びフレーズの覚え方。

2021/03/05

こんにちは!ギター講師の大石善也です。
新型コロナ感染大流行の為、昨年3月15日に予定していた自身のバースデーライブを中止してからおよそ一年。
その振替ライブを今週日曜、3月7日に開催させていただきます。
(立川にある『A.A COMPANY』というライブハウスでお昼14時から演奏いたしますので、ご興味のある方は"こちら"をご覧下さい。)

現在、鋭気を養っておりますが、流石に一年振りともなると、曲の復習にも少々時間がかかります。特にこの日は一人且つ、ギターオンリーでのワンマンライブですから、20曲前後の楽曲を一気に演奏するわけです。バンドやユニット等ではより沢山の曲を演奏する場合もあります。その様な時、私の場合はいくつかの手法を使って、曲やフレーズを管理しております。今回は、レパートリーがある程度充実してきた方向けに記事を書こうと思います。

以下、私が実践している例を挙げてみました。

・練習やライブを録音・録画しておく。
・譜面を起こす。
・音楽理論・楽典を用いて記憶を引っ張り出す。

大体この3パターンのミックスが主流となっております。

スマホやPCの普及もあり、録音及び動画は現在最も簡単に管理、実行しやすい手段だと考えられます。ギターのような多弦楽器の場合、同じ音のポジションがいくつもありますから、動画が尚更良いと思います。実際に、レッスンでは都度、生徒様に合わせたチェックポイントやアドバイスを、その場で実演、録画しております。また、録画の際はライブを想定したメンタルトレーニングにもなりますし、上手く演奏できた場合は、そのままネットに「弾いてみた」等の動画をアップ出来たりとまさにいいこと尽くめ。(目指せギターYouTuber!)
もちろん、完璧な演奏を求める必要もなく、記録として撮っておくだけでもメリットは十分に発揮されますので、イチオシです。

譜面を起こす場合、紙はもちろん、現在はipad等のガジェットで譜面を、手書きで起こすこともできますし、また、管理もできますので、こちらもかなりオススメです。

メリットとしては、曲の構成やリズムを全体的に把握できることだと思います。イメージ力アップに繋がりますね。
しかし、「譜面を書く」ことにはある程度の知識が必要な為、少々ハードルが上がります。

ギターの場合、音符を書き込むことも重要ですが、初心者の方は、通常の五線譜ではなく、TAB譜から書き始めると良いかと思います。
譜面を読み書きしているうちに、刷り込みでかなり強固な記憶力が、身に付く方も多い様です。

最後に、一番ハードルが上がるかもしれませんが、音楽理論・楽典は上記でお伝えした方法を整理、アレンジするときに非常に役立ちます。
調やテンポ、構成等を今まで培った経験を頼りに、頭の中でカテゴリーごとに、フォルダ分けしているイメージです。そして、自身の成長とともに、楽曲やフレーズが洗練され、少々大雑把な枠でカテゴリーしている為、自然とリアレンジされてマンネリを防ぎ音楽が楽しくなる場面が沢山あります。
この手法のみですと完全再現には向かないかもしれませんが、臨機応変に対応できるメリットがあります。

以上、皆様の音楽生活により一層の楽しさが溢れる様にとの思いで、書かせていただきました。
そして、今日もレッスン室から見える富士山&夕暮れを眺めて、思い耽(ふけ)っております。

また次回をお楽しみに!