音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

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講師ブログ

ピアノ講師:林田明子

ピアノにおける強弱について②

2021/09/23

皆さんこんにちは!ピアノ担当講師の林田です😊
前回のブログからあまり経っていないような気がして、自分の番が回ってきて驚いています😂!

今回のブログは前回投稿した「ピアノにおける強弱について」の続きを書きたいと思います。まずは基本的な強弱記号についておさらいです。

こちらの図の6つの記号が、演奏をする上で基礎となる記号となります。
前回、より良い演奏にするにはただ強く・弱く弾くだけではなく、
・作曲家
・調性
・前後との強弱関係
・曲全体の強弱の幅
・左右の手の音量バランス
などに考慮して演奏しなければいけないというお話をさせていただきました。
今回はこの中の、
左右の手の音量バランス
について、私自身の解釈を皆様にお伝えできたらと思います。

まずこちらの説明をするにあたって大事な事ですが、ピアノは低い音の方が音量が大きく、高い音の方が音量が小さくなります🎹
多くの曲では右手でメロディ、左手で伴奏形・内声を弾く…要は高い音の方でメロディ、低い音の方で伴奏形・内声を演奏することが多いため、例えば左右どちらもf(フォルテ)で弾くよう記譜されていても、左手を右手と同じ大きさで弾いてしまうとメロディがかき消されてしまうということになります。

勿論、低い音がメロディになる事も多々あるため、その場合も左右のバランスが非常に重要になってきます。強弱などただ書いてあることをやれば良いと言うことではなく、音量のバランスを手でコントロールする事と、何よりも自分の耳を頼りに弾いていかなければいけません。

そして、どこがメロディでどこが内声かということを楽譜から読み取らなければいけないということが大前提になってきます。
文章だと非常に長ったらしく、伝えることが難しいのですが、是非色んなピアニストの方の演奏を聴いていただけると意味が伝わるかなと思います😭💦

極端な話になりますが目安としては、左右どちらもfと記されていたらメロディをf、内声をmfやmpで演奏することを意識して練習してみると良いです!!
頭では理解していても実践となると意外と上手くいかない物なので、まずはメロディと内声が何処か把握する事と、メロディと内声の音量の差を極端に出してみることを練習してみてください😊

長々とまどろっこしい文章を書いてしまいました🙇‍♂️
強弱については掘り下げていくとどこまでも話し続けれてしまいますが、ひとまずここで強弱についてのお話は終わりとさせていただきます🙏
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!