ディズニーシーやアメリカ映画の主題歌の曲作りを検証する
こんにちは。国立ギター教室 アルファノートミュージックスクールのギター/作曲講師の四月朔日です。
東京は梅雨が明けたのでしょうか?果たしてもう夏なのか、どうなのか誰か教えて欲しいです。
先日、うちの奥さんとディズニーシーに行ってきました。ここで聴ける名曲「コンパスオブユアハート」
この曲はとても良く出来ています。メロディのモチーフもしっかりしており、Bメロでのエモーショナルな
音の跳躍といい、感動的なメロディです。ここでこの曲がもっともすぐれている点を紹介しましょう。
コードがF-Cm7と来ております(厳密にはオンコードを駆使していますが、近似値です)。
Key=Fの時の5度コードはCです。このCをCm7にしている事で、切なさと浮遊感を与えております。
つまりはノンダイアトニックを使って予定調和を一瞬外しているところに感動ポイントがあるわけです。
数年前にハマった映画「アバター」の主題歌もそうです。
Am-G-D-Am
という進行です。こちらもIImであるDmをノンダイアトニックのDメジャーにしています。
この曲の素晴らしいところは一瞬DにしてすぐにダイアトニックのAmに戻しているところ。
そして4度転調。
タイタニックのテーマやマイケルジャクソンのアースソングもノンダイアトニックの美しさを使用しています。
壮大さを与える印象になるんですよね。
ぜひ曲作りの参考にお役立てください。