音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

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講師ブログ

ピアノ講師:林田明子

世界の音階

2024/02/09

こんにちは🌞
ピアノ担当講師の林田です🎹
先日は雪が降りましたが地域によっては桜も咲いているようで…節分も終わり、次はひな祭りが近づいてきましたね🎎
そんな事を考えていて思ったのですが、ひな祭りに流れている曲、『うれしいひなまつり』はとても“日本ぽい”曲だと思いませんか?
何を持って日本ぽいと判断するかというと、実は日本には日本の音階があるからなんです😊
世界には様々な音階が存在して、「この曲、〇〇の国っぽい!」と自然と感じることができます🎼

◎ハンガリーの音階
◎ジプシーの音階
◎スペインの音階
◎アラブの音階
◎インドの音階
◎中国の音階
◎日本の音階
◎インドネシアの音階

Wikipediaで調べてみましたが、これだけの国の音階が存在します!
といってもこれは大まかに分けた場合なので、ひとつの国にひとつの音階というわけではなく、アラブの音階に至っては11個の音階に分かれていました😂
日本の音階は雅楽などの古典音楽の音階と、明治時代以降に西洋の音楽を取り入れて作られたヨナ抜き音階というものに分かれます。
(古典音楽は6つ、ヨナ抜き音階は4つあるので併せて10個も音階がありますね😳)
恥ずかしながらちゃんと調べたことがなかったのですが、これだけの音階が存在するとは…すごいですね😅
因みに初めに触れた『うれしいひなまつり』の音階ですが、これは勿論日本の音階で、【呂旋法】という音階が使われています。
呂旋法の音階は古典邦楽の音階ですが、古典邦楽は五音音階といって文字通り5つの音から成る音階です。
呂旋法においては12356の音で構成されているので、1をドとすると「ドレミソラ」となります!ファとシを使わないということですね!Cメジャー・ペンタトニック・スケールということになります。

実際にひな祭りでは一度だけファが出てくるものの、ほとんどファとシが出て来ず、この【呂旋法】が使われているということになります。
(ですが、ここではとてつもなく簡易的に書かせていただいております、ご了承を😭)
日本の伝統的な音階が使われていて、通りで“日本ぽい”と感じさせる音楽になっているわけですね!

私自身、民族っぽさのある曲がすごく好きなのですが、皆さんもぜひお気に入りの音階を見つけてみてくださいね🎶