音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

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ギター・ウクレレ講師 熊野隆太

ギター支持具あれこれ

2023/05/12

こんばんは、
ギター・ウクレレ講師の熊野です。

クラシックギターでは足台を使って左足の位置を上げて弾く演奏スタイルが多いのですが
最近では足台に換わるギターの支持具が色々と出ています。

一時期自分でも色々と試しましたがその後も各メーカーから様々なタイプが販売されている様子です。

メリットは身体でギターを支持しなくて良いという安定感とそれによって生まれる自由度。
また足台だと身体を捻る姿勢が作られがちですし、股関節に対する負荷なども支持具があれば解消・軽減されると思います。

足台に慣れ良い姿勢を取ることによって生まれる楽器との一体感もあるとは思いますが
特に初心者の方は支持具の方が良いのではと思う場合がありますので
ここで幾つかお勧めの支持具を紹介してみたいと思います。

先ずはギターリフト!
最近の主流の支持具と思います。

ギターの裏面に4つの吸盤でアクリル板を貼り付けて使います。
裏面の平らな面に貼り付けるので吸盤が安定しており、現状一番良い指示具ではないでしょうか。

別途ギターリフトを入れるケースなどが必要なのが少し手間ではありますが
支持具を試したい際は先ずはコレから!で良いと思います。

ちょっと高いな、と思う場合は廉価版で似たようなのが出ている様子です。

違いとしては本体のサイズと、吸盤をネジ止めしているか、吸盤を付ける位置が多いか少ないかといった具合でしょうか。
こちらは試した事がないのでなんともわかりません。。

側面に取り付けるタイプでギターのカーブに合わせて湾曲したものもありました。

こちらは初めて見たのですが、もし安定しているならギターケースの中に納まるので取り外しをせずに楽に使えそうです。

ギター支持具の先駆けにもなったギターレスト。

現在でもこちらを愛用しているプレイヤーの方もいらっしゃいますね。

表面板・裏板を挟んで取り付けるので安定度は高いです。
人によっては棒を曲げたり長さを変えたりして自身に合うように加工して使っていらっしゃる方もいました。

クッションを足とギターの間に挟む、といったタイプの物を使っている方も見かけます。

足台と併用して、足台を一番低い位置にしこのクッションで高さを出す、
19世紀ギターのような小ぶりのギターに対して使うという方が多い印象です。

その他、エルゴプレイやギターサポートなど側面のみに吸盤で張り付けて使う物もありますが、
これらは総じて安定度が高くない、吸盤がギター本体から外れてしまう場合があるので個人的には余りお勧めではありません。。

試してみたいと思われた方は、ギターリフト、ないしその廉価版を試すのが良いかと思います!

それではまた!