19世紀ギター
2024/05/10
こんばんは!
ギター・ウクレレ講師の熊野です。
先日生徒さんの中で19世紀ギターに興味を持たれた方がいらしたので少し19世紀ギターについて書いてみようと思います。
18世紀から19世紀にかけて使われていたギターは現代のギターよりボディが小さく、弦長も600~630ミリと短いものでした。
この頃使われていたギターの総称として日本では19世紀ギター、世界的にはルネサンスギターと呼ばれています。丁度アグアド(1784~1849年)やソル(1778~1839年)といったギター作曲家が活躍した時代です。
19世紀ギターの中で数多くの銘器と呼ばれるギターがありますが、有名な19世紀ギターのタイプとして、ロンドンのルイス・パノルモ、
現在もレプリカとして19世紀ギターが作られていますが、大抵この3タイプのギターを基に作られている場合が多いです。
そこまで19世紀ギターを弾いた訳ではないですが、幾つか触らせてもらった際感じたのは現代のギターと比べると音そのものが全然違います。
鳴り方、音質、響き方などなど、別物です。
ですのでタッチも全く変わってくると思います。
一時期シュタウファーモデルのレプリカを貸して頂いて弾いていた時期がありました。
個体差も大きいとは思いますが、いくつか触ったオリジナルの19世紀ギターはより華やかに感じるものが多かったです。
なんかより愛らしいというか古楽器にしか出せない響きはありますねー。
ただ、現在の制作家の中でもよいギターを作ってらっしゃる方もいらっしゃいます。
例えば以前イーストエンド国際ギターフェスティバルで大西達郎さんが作られたシュタウファーのレプリカを試奏させて頂きましたが非常に良いギターでした!
楽器は出会いみたいなものがあるとは思います、
皆様に良い出会いがありますように!
それではまた。