レコーディングと生演奏の違いについて
2026/02/19
こんにちは、ギター講師の大石善也です。
昨今は益々、音源や弾いてみた系の動画を個人でもプロフェッショナルな領域まで作成できる時代になりました。
とても素晴らしい技術の進歩だと感じます。
レコーディングではフレーズを繋ぎ合わせたり、録り直したり、ギター等を何本も重ねることで、音に厚みを出したりもします。
生演奏はというと、もう何十年も変わっていません。
演奏時に再現できない音や、予めRECされた複数のパートおよび楽器を担当する“マニピュレーター”という専門の方がいる場合もありますが、基本的には生演奏用にギター1本でアレンジされた弾き方が存在します。
譜面(TAB譜含む)にはこのあたりの情報があまり記載されません。
寧ろ、ニュアンスやタイミングの表記を無理矢理記載せず、スッキリした方が読みやすく、演奏者の裁量にも期待ができるためです。
「弾いてみた」やオリジナル曲の動画を観て、ご自身も「弾いてみたい!」と思い、実際に弾いてみて「これは物理的に不可能だ」という場面はございませんか?
理由としまして、レコーディングしたものを当て振り(実際には弾いていない)している動画が多いこと。
これは決して悪いことではなく、個人レベルでの編集が容易になったことが大きいと思います。
もちろん時短的な理由もあれば、MV(ミュージックビデオ)のような映像作品としての完成度を期待できる、ということもあるでしょう。
それらを踏まえた上で、フレーズからフレーズの繋ぎなど、実際に聴こえてくる音と演奏動画が違う場面があります。
ここで問題なのは、「動画をそのまま真似しようとしても不可能だったり、同じフレーズにならなかったりすること」です。
ギターで言えばチューニングのピッチ、グリッサンドの処理、ハンマリング・オンなのか、プリング・オフなのか、レフトハンドなのか、エフェクトの処理なのか。
これは一例であり、挙げたらキリがありませんね…
これらを解決するには、手直しをしていないライブ動画で実際に演奏している動画を観たり、ライブそのものを観たり、耳コピをすることでいくつかの解決案が見えてきます。
何度も実験〜トライすることで、多少のオリジナリティを加えつつ、再現が可能になります。
加えて、コードやスケール、その他特殊な奏法の研究も必要になります。
これらの情報は、インターネットや教則本等出版物、当スクールのような専門的な場所で仕入れることが可能です。
多少宣伝みたいになってしまいますが、練習時間が限られている方ほど、ぜひ我々も上達〜解決のお手伝いをさせていただけたらと思っております。
生演奏で活躍するミュージシャンのライブや講師の皆様がどのようにアレンジしているのかを実際に観て、聴いて、感じてみてください。
最初の話に戻ります。
現在は情報過多であり、作り込まれたものが多々あり、技術向上を遅らせてしまう要因にもなっています。
良い作品やレクチャーに出会えるチャンスが多いとも言えます。
楽器を含めた音楽シーンの変化・価値観を心の片隅に置いて、日々練習をお楽しみいただければ幸いです。
技術的なことが理由ではなく、ほんの少しのきっかけや考え方が問題解決することもあります。
後々、ギターに関しての具体的な対策案の記事も作ろうと思っております。
最後までご一読くださり、ありがとうございました。
