アコースティック・ギター初心者が最初にそろえるべきもの
2026/09/12
「ギターを買ったら、あとは何を用意すればいいですか?」というご質問を、体験レッスンでよくいただきます。実はギター本体さえあれば弾けるわけではなく、いくつかの小物を揃えておくことで、練習の効率も楽しさもぐっと変わります。今回は、当スクールで初心者の生徒さんに必ずお伝えしている「最初にそろえたい10のポイント」をご紹介します。
1. チューナー(クリップ式)
まず絶対に必要なのがチューナーです。ギターは弦が少し緩んだり張ったりするだけで音が狂うため、毎回の練習前にチューニングをする習慣が上達の第一歩になります。ヘッドに挟むだけで使えるクリップ式が手軽でおすすめです。

2. ピック
ピックは数百円で購入でき、厚さ(ゲージ)によって音や弾き心地が変わります。最初は0.6〜0.8mm程度の中間の厚さ(例:フェンダーのThinという種類)を何枚か買って、自分に合うものを探すのがおすすめです。

3. 予備の弦
弦は消耗品で、練習量にもよりますが数ヶ月に一度は交換が必要です。切れてしまってから慌てないよう、購入時に予備セットを1つ持っておくと安心です。予算に余裕がある方は弦の寿命が長いコーティング弦をおすすめします。

4. カポタスト
カポタスト(通称カポ)はキー(調)を変えられる便利な道具です。弾き語りで「原曲キーで弾きたいけどコードは簡単にしたい」というときに大活躍します。挟むだけの簡単なもので十分です。おすすめはKYSERです。

5. ギタースタンド
ケースにしまいっぱなしにすると、つい練習をサボりがちになります。部屋に出しておけるスタンドがあると「ちょっと触ってみようかな」という気持ちが生まれやすく、上達のスピードにも差が出ます。
なお、絶対NGなのはギターを床に寝かせる行為です。ヘッドやネックに恐ろしく負担をかけてしまうので、やらないように気を付けましょう。

6. お手入れ用クロス
ギターは手の脂や汗が付きやすい楽器です。弾き終わったら乾いたクロスで拭くだけで、弦やボディの寿命がぐっと延びます。1枚常備しておきましょう。

7. 爪切り
特に左手(コードを押さえる方の手)の爪は短くしておきましょう。爪が伸びていると指板をしっかり押さえられず、音がビビついたり指が痛くなったりする原因になります。練習前の習慣にしてください。
8. ピックケース
ピックはポケットの中で失くしやすいアイテムです。100円ショップの小さなケースや、空いた小さなアルミ缶などで十分なので、専用の入れ物を1つ用意しておくと管理が楽になります。

9. 指板のお手入れ(レモンオイル)
弦交換のタイミングなどで、定期的にレモンオイルで指板の汚れを落とし、保湿してあげましょう。乾燥は指板割れの原因にもなります。ただし、メイプル指板(塗装されているタイプ)にはオイルは不要ですので、ご自身のギターの指板材を確認してから行ってください。

10. 弾かないときは弦を少し緩めましょう
しっかり張られた状態の弦は、合計で70kgほどの張力がネックにかかっています。長時間弾かない場合(旅行や長期の保管時など)は、ペグを2〜3回転ほど緩めておくとネックの負担を減らせます。
逆に、日々の練習の合間程度であれば緩める必要はありません。
まとめ
今回ご紹介した10点は、道具だけでなく日々のちょっとした習慣も含まれていますが、どれも練習のしやすさや楽器の寿命に直結する大切なポイントです。ギターを購入されたら、ぜひ一緒に揃えてみてください。どれを選べばいいか迷ったときは、レッスンの際にお気軽にご相談くださいね。自分で弦交換に挑戦したい方はこれ以外にも「ストリングワインダー(ペグ回し)」「ニッパー」「ラジオペンチ」などあると便利です。

