音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

Column

コラム

ギター講師:大石善也

はじめてのギター選び ネットショッピング編

2025/06/14

ギター講師の大石善也です。昨今は物価の上昇で楽器および機材の価格が一昔前よりも3〜4割上がっております。
エレキかアコギを弾いていらっしゃる生徒様から「エレキもしくはアコギもやってみたい。」との相談をお受けすることもあります。以上を踏まえ、実店舗で揃えるよりも価格を抑えることのできるネットショッピングでのオススメギターをご紹介いたします。再安価モデル〜5万円に抑えております。尚、最後に注意点を書きました。ぜひ最後までお読みください。

【エレキギター】
2つご紹介します。

PLAYTECH「ST250」
¥9,800-〜¥15,000-(色がたくさん選べます。価格差あり。)
手軽で入門セット付きでもMAX¥30,000-で全て揃います。この価格で販売できているのは安い材(材料)を使っている為であり、出来が悪いからということではありません。とても良いギターです。人気色のギターは安い傾向のようです。



YAMAHA「PACIFICA112V」
¥30,000-〜¥35,000-(6色から選べます。)   
この価格でアルダーという木材をボディーに使用しています。アルダーはFender等のトップブランドで昔から採用されており、ギターの音域をナチュラルに引き出し、楽器も軽量になることが特に支持を得ています。長くなるので細い説明は省きますが、ピックアップ(弦の振動を拾うマイクのようなもの)の構造の違いにより、音作りの幅が広がります。この価格で実現できるクオリティとしては随一と言っても過言ではないです。 


【アコースティックギター】
YAMAHA「FS800,820,830(¥30,000~¥40,000)の3種類をオススメいたします。アコギに関してはギターそのものの音と弾き心地、価格を考慮するとYAMAHA一択です。これらは全てトップ板(ボディーの表面)がスプルース単板です。スプルース材は建具や家具にもよく使用され、見た目も美しく高級感があり、クリアで粒断ちのよい音色が特徴です。

FS800
裏・側面はナトーもしくはオクメという馴染みの薄い素材のためリーズナブルな価格に。入門セット付きで¥35,000-ほどです。とにかく安く手に入れたいモデルです。



FS820
裏・側面はマホガニーを使っており、落ち着いた音色と包み込むような音色が特徴です。歌のバッキングやアルペジオに最適です。


FS830
裏・側面はローズウッド。マホガニーよりも音が前に出てくれるので存在感があります。芯のある曲やフィンガーピッキング等、ソロギターにも適しています。


分からないことがありましたら、レッスンの際にぜひお聞きください。どんな些細なことでもご相談に乗らせていただきますので、どうぞご安心くださいね⭐

★注意点★
店舗と違うところは”調整等にやや懸念が残る”ことです。
店舗では実際に構えて試奏することができるので改善したい箇所を店員さんやリペアマンさんに直接尋ねることができるのですが、ネットショッピングではご自身で調整する必要があります。ただこの辺りは良い状態のギターを実際に触れてみないと分からない部分で、上記でご紹介したギターは高級なギターに比べて、正直店舗でもそこまでバッチリ調整していないです。ですので、生徒様はご購入したギターを備え付けの工具と共に一度レッスンにお持ちくださればと思います。電気系統の不具合やネックが折れているなどの大問題を除き、概ね調整が可能です。そもそもそれ等の問題でしたら販売しているところに問い合わせをすれば無償で交換・修理等してくれると思います。

今回はギター本体についてのオススメをご紹介いたしました。
次回は機材や便利なものについてお伝えしたいと思っております。