ベースのチューニング
2021/08/12
ベース講師の角です。
楽器を構えたら始めたての人からベテランまでまず最初にする事、チューニング。今回はそんな話を。
まずはチューニング時に操作するペグを見てみましょう。
弦は細い順番(右)から1弦・2弦・3弦・4弦と呼んでいます。ペグの配置はいくつかバリエーションがありますが、このフェンダーのタイプが恐らく一番流通しているものでしょう。
ペグを回す方向は基本的に時計と逆回りで締める方向になりますが、古いフェンダーのタイプの様に逆回りのものも一部あります。
ノーマルなチューニングはどこも押さえない開放弦で1弦がG(ソ)、2弦がD(レ)、3弦がA(ラ)、4弦がE(ミ)になります。
1オクターブ違っていてもアルファベット上は同じ音になるので締めすぎて弦を切ってしまわない為に張り具合は覚えておきましょう。
チューニングする時は必ず締めながら。上がりすぎた時はいったん緩めてからまた締めましょう。
緩めながら合わせてみると分かるのですが、そこから締めると音程が上がるまで少し回す必要がでてきます。このあそびの部分を出さないようにチューニングは締める方向で合わせていきます。
全体の締め具合でバランスを取っているので最後の弦を合わせたら最初の弦のチューニングが若干変化している事もあるので最低でも2周は確認しておきましょう。
弾く度に行うチューニング、なので実は相当な回数この音を聞いているはずです。せっかくなので音を覚えてしまいましょう。最初の1本はチューナーで確実に合わせてから(ここ大事)、次の弦の音程を声に出してみてからチューニングします。チューニングする順番をたまに変えてみるのも良いです。最初は見当違いの音になってしまうかもしれませんが、弾く度にやっていると段々当たってくるはず。チューナーを見て何となく合わせているのと意識してやるのとでは耳の鍛えられ方が違ってきます。
余談ですがポジションマークが他とちょっと違う12フレット部分、ここはブリッジとナットのちょうど中間地点で開放弦の1オクターブ上の音になります。ハイポジションでの音程を確認する時の参考に。
それでは。