音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

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ギター・ウクレレ講師 熊野隆太

ギターにおける声部の弾き分け

2021/07/30

こんばんは、ギター・ウクレレ講師の熊野です。
本日は声部の弾き分けについての練習方法を書きたいと思います。

クラシックギターやソロ・ウクレレなどは一人でメロディーやベース、コードなどを同時に弾く事があります。理想としてはそれぞれの声部を別々の人が弾いて一緒に弾いているかのように、演奏出来ると良いのですが、なかなか直ぐには弾きづらい。。

その場合は先ずはメロディだけを弾いてみましょう。また音名を言いながらメロディを歌ってみると良いと思います。ほとんどの場合、上手く歌えていればその様に上手く弾けるようになる事が多いです。弾きながら歌ってみても良いです。

音に#や♭がついている場合もあります。

例えばファに#がついている場合、歌としてはファ~と歌いますが、頭の中ではファ#だなと思っていれば大丈夫です。メロディのみで弾けるようになったらベースのみを同様に行ってみます。内声があれば内声のみを取り出してそれのみ歌い、弾いてみます。

そしてベースとメロディのみ、ベースと内声のみ、メロディと内声のみ、というように個別に重ねて弾いてみます。難しくはありますが、この際両方を弾きながら片方の声部を歌えるとより良いです。

それが出来たらメロディ、内声、ベースを重ねて弾いてみます。また、歌います。

少し面倒に思えるかもしれないですが、この方法が声部を独立させて弾く早道だと思っています。
興味を持たれた方は、ゆっくりと、凄く簡単な曲や弾ける曲から、ぜひ試してみてください!

【補足】
紹介だけに留めますが、歌う時の音名について補足です。

英語が出来る方であれば
ナチュラルの際は、Do Re Mi Fa So La Ti Do
シャープがつく際は、Di Ri (Mi) Fi Si Li (Ti) Di
フラットの際は、(Do) Ra Me (Fa) Se Le Te (Do)
と全ての音に対して違う言い方をし、歌うという場合や

ソから始まるドレミファソラシド、
ファから始まるドレミファソラシドなどと、
ドレミファソラシドを基準にして歌う場合などもあります。

色々ありますね!(笑)
目的によって選択すると良いと思っています!