音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

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講師ブログ

ピアノ講師:林田明子

オススメ曲

2020/09/26

こんにちは!ピアノ担当講師の林田です🐱
一昨日くらいから気温がグッと下がり、涼しいを通り越して寒くなってきましたね!
なんだか寂しくなってしまう季節がやってきてしまいました…😭🍁

さてさて!今日はオススメのピアノ曲をご紹介したいと思います!
とは言え、沢山ありすぎて絞れないので、今回は私が好きな作曲家、フランツ・リストのピアノ曲に絞らせていただきます😂

リストといえば、ショパンやシューマンに並ぶ、ロマン派を代表する作曲家であり(因みにこの2人とは親交があったそうです)、イケメンピアニストとしてご婦人方をキャーキャー言わせていたとかなんとか…失神する人もいたんだとか(OvO)

そんなリストさんの作ったピアノ曲ですが、非常に技巧的で情熱的なものが多く、好きな作曲家の中でも1位、2位を争うほど私のツボだったりします🎵💕
オススメ曲、すべて紹介していくとキリがないので3曲ほどにさせていただきます!笑
まずは…

⭐️タランテラ(「巡礼の年第2年補遺 ヴェネツィアとナポリ」より)⭐️

「タランテラ」という曲は他の作曲家にも多く書かれているのですが、皆さん「タランテラ」と聞いて思い浮かぶ生き物はいるでしょうか?
実は、毒蜘蛛の「タランチュラ」が関係しています!🕷
タランテラというのは南イタリアの舞踏で、『タランチュラに噛まれた時に踊ると治る』と言われていた説と、『毒の苦しさから躍り狂って死ぬことを表現している』という説があるそうです。
両極端な説ですが、各曲の雰囲気や終わり方などからどちらの説が有力かを考えるのも醍醐味かもしれないですね😂
リストが作曲したタランテラはおどろおどろしく始まりますが、最後は華々しい終わり方をします。前者でしょうか🤔
皆さんも是非聴いてみて予想してみてください!
因みに冒頭部分、手が鍵盤の上を這ってる感じも蜘蛛っぽく見えるのが面白いです!
YouTubeにもいろんな方の演奏があがっているので、視覚でも楽しんでみてくださいね!

お次のオススメ曲、こちらです!

⭐️ハンガリー狂詩曲第2番⭐️

ハンガリー狂詩曲は全19曲からなります。
第2番はなかなか有名でして、一度はどこかで聴いたことがある!というような曲です。
以前、CMでも起用されていました!
また、トムとジェリーの『ピアノ・コンサート』というアニメでトムが弾いていたのがこの曲です!(因みにこちらのアニメーション、アカデミー賞を受賞しています👏)
ハンガリーっぽい独特のリズムや音階が非常に魅力的な曲です!
因みに私はピアノソロとして第12番を、フルートとのアンサンブルで第2番を弾いたことがあるのですが、聴くだけでなく弾いていてもとても楽しくなる楽曲です!

最後にご紹介する曲はこちら!

⭐️死の舞踏(サン=サーンス)⭐️

題名の後ろに(サン=サーンス)とある通り、この曲は元々サン=サーンスが作った曲です。
サン=サーンスが作曲したものはオーケストラで演奏されますが、それをリストがピアノソロ用に編曲したものになります!
他にも、サン=サーンス自身が編曲した2台ピアノ版や、リストが編曲したものを更に編曲した版、オルガン独奏用の編曲など、かなりの人がアレンジを施しており、いろんな版を楽しめる楽曲となっています!
実は現在こちらの曲練習中です🎹
いつか、どこかで演奏できたらなと思い、腕がもげそうになりながらも頑張ってみてます💪

全ての曲に共通するのですが、リストの曲(アレンジも含め)はどれも技巧的でして、「指どうなってるの?」現象が起きるので視覚的にも楽しめるものばかりです😂
正直、自分で弾いていても偶に指がどういう状況なのか分からなくなる時があります(笑)
ですが、そこがリストの曲を聴く、弾く楽しみで醍醐味だと思っています☺️
ご紹介した曲の他にもまだまだ、是非聴いていただきたい曲があるので、探してみてくださいね🎵