音楽学校 アルファノートミュージックスクール ~立川・国立で楽器を習う~

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ギター講師:大石善也

サムピックの使い方

2015/08/25

こんにちは! 立川ギター教室『アルファノートミュージックスクール』ギター講師の大石善也です。
今回は良く質問を頂くサムピックの使い方について。 基本、ギターは指弾きとピック弾きが有りますが、指弾きの場合は生指、もしくはピックを持ちながら中指や薬指で弾いたり。

ソロギター、ブルース的な音楽では特に生指で演奏される方が多いと思いますが、サムピックを使える方はかなり減ります。理由は簡単、最初弾き辛いからです(笑) ニュアンスには憧れてはいるものの、かなりの方がサムピックを諦めます。。。生指の場合は親指を弦に触れてから弾けますし、そしてミュートも指で出来ます。しかしながら、サムピックは弦に触れてからでは引っかかりが多すぎ、またミュートもかなり難しくなります。最悪サムピックがすっ飛んたり、弦に絡まったりします^^;

ではどうするか?
まず、弦を弾く角度を変える事。 生指の時よりも角度をつけて、親指は第一関節をしっかり固定する。
そうする事で音が立ちます。 これで6弦から一本ずつ、1弦まで弾いていきます。 この時、右手の手首の位置は弦毎に弦の幅に合わせて一定の形で。弾かない弦は振動しない様にミュートは手の腹で。 ここからはニュアンスのお話になりますが、先程ミュートしていた手の腹を弾く弦に置く事でドーンとかチーンと言う弦の素鳴りをブゥーン、プゥーンと言った少しコンプ掛かった感じに変えられます。 後は、先程お話した親指第一関節の力の出し抜き、そしてほんの少しの曲げ伸ばしでドーンとかチーンの音にゥザーン、プゥーンと言うニュアンスを付ける事が出来ます。

この様に使う事で、様々なリズムやメロディーを弾ける様になりますので、是非色々試して頂けたら幸いです。ちなみに使用サムピックの写真です。
立川ギター教室 サムピックの使い方
左「JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) 」 中央「FRED KELLY ( フレッドケーリー ) Slick Pick」 右「FRED KELLY ( フレッドケーリー ) Bunblebee Pick」
左から右に向かってアップピッキングが弾きやすくなります。 サムピックのアップピッキング、これもとても奥が深いですが、また行く行くブログにしようと思っております。

以上、サムピックの使い方でした☆